まずなによりも全く笑わないフライトアテンダントを見たのは初めてでした。北米系のキャリアを多く利用してきたこともあって、どちらかというとフランクに簡単な会話なども交えながら、なんていうサービスに慣れていたので、あそこまで徹底的に事務的にただひたすら飲み物や食べ物を配るだけのロボットのような動きにびっくりした覚えがあります。もちろん最初から日系の航空会社のようなこってりサービスなんて期待もしていないし望んでもいないのですが、中国着く前に「ああ、なるほどこれが共産圏なんだなぁ」と体感するとは思っていませんでした。だってちょっと前とはいえ2012年ですよ。いくらなんでも中国が経済発展して随分久しいというのにサービスなどのソフトの部分ではまだまだなんだと実感しました。
ところで話は脱線して、よくニュースなどの表現に「日本の空の玄関口成田空港(羽田空港)」なんていう表現が出たりするのですが、あれはちょっと正確じゃないんと思うんですよね。その国の雰囲気ってその国の飛行機に乗った瞬間だと思うんです。例えばタイ航空に乗ればそこはもはやタイですよね。機内食もタイ料理が一番おいしいし。もちろん出発国の航空会社に乗れば、空港に着いたときが異国との接点になるのでしょうけど。
というわけで、中国国際航空です。乗るとそこは中国だった。しかしあれから5年。しかもビジネスクラスだからさすがにサービスレベルも相当に上がっているだろうと思って今回上海経由を試してみました。これもマイルの特典航空券だからできること。怖いもの見たさの肝試しみたいなフライトですから、こんなものに自身のお金を費やすわけにはいきません。
さあ、セントレアでまずはチェックインです。
前回の記事に書いたように、今回は上海・台北経由のハノイ行です。しかしながら荷物はバゲッジスルーで預けることはできないとの事で、上海でピックアップする必要があります、と。ぼくとしてはロストバゲッジされるのが最も怖いのでむしろピックアップしたかったので問題ありません。
全く笑わない航空会社ですが、パネルのお姉さんは安定の素敵な笑顔です。
まず何よりも恐れていたフライトの遅延ですが、これは大きな遅延もなく飛行機がセントレアにやってきました。いまはフライトレーダーなどのサイトがあるので、本当にセントレアに飛行機が向かっているかなどの確認がリアルタイムでできるのはとてもありがたいですね。
ビジネスクラスの利用ですので、ラウンジのインビテーションをいただきます。前回の記事にも書いていますが、サクララウンジの指定です。
搭乗すると、ビジネスクラスは片側2席のシートが2列。それが左右に並んで合計8席のみの空間です。短距離線ですので新幹線のグリーン車のような古典的なシート。もちろんパーソナルテレビなんてものはありません。結構な年代物シート。これ自体は別に2時間程度なので特に問題ないですね。今回ビジネスクラスの利用者はぼくも含めてわずか2名。この少なさがむしろありがたかったです。ただ、もう少し掃除はしっかりしてもらえるといいな・・・。機材が古いのと扱いが雑なのとは違うと思うんですよね。
(このシートの分厚さが新幹線のグリーン車みたい)
(シートピッチも決して広くなく、フットレストもありません。
もちろんモニターもなし。なんだか昭和へトリップしたいたいですね)
そんなお姉さんから機内食は「ヌードルかシーフードのどっちにするか?」と離陸後間もなくして尋ねられます。ちょっと中国語のアクセントが強いので最初何を言っているのかよく分からなかったのですが、とはいえ英語でサービスしてくれる分には問題ないです。
それでは、「シーフードで」とお願いすると、このようなものが。
あれ?これってヌードルじゃね?ん??たしあにエビとかのシーフードもあるな。
てことはさっきは「シーフードのヌードル」って言ったのかな?
なんにせよメニュー表なども一切ないので真偽のほどはよく分かりません。
お味の方は・・・
うーん、サクララウンジでしっかりCoCo壱番屋コレボカレーを食べておいてよかった!!(笑)
それでも半分は食べましたよ。
ウエルカムドリンクや、フライト中のサービスなど、サービスメニュー自体は一通り設定されているので、特に問題はないのですが、飲み物もリストがないので結局無難なものを頼んでしまいます。私は飲まないのですが、ワインなどもチョイスが「赤」か「白」かしかないので、一体何の赤なのか白なのかまったく予測がつかないですね。もちろんアテンダントの方にお願いすればボトルを見せてもらえるのでしょうが、なんせ上述のようにほぼサービス精神はないので・・・。
それでもサービスの動き自体はテキパキしたものですので、割り切ってしまえばそれなりに快適に過ごすことができました。

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